当ウェブサイトは安全と利便性向上のためにクッキー(Cookies)を使用しています。詳細はこちら

法人向けクラウド・ネットワークサービスのINAP Japan

オリンピック開幕に思ったこと徒然

2021年08月01日



 東京オリンピックが開幕しました。聖火の最終ランナーが誰になるかの予想が私の最初の楽しみ。オリンピックにおける功労者という意味でメディアの下馬評でも名前が挙がっていましたが、野村・吉田のたくさんメダルを取ったコンビは、可能性はかなり高いだろうと思っていました。あとは前回の東京オリンピック(私の生まれたとき)から今までに日本のスポーツ界で飛び抜けて活躍が目立った人。この人が最後に、日本人アスリートで世界中に名が轟いている人に繋いでその人が聖火台に点火する。まあ、これが最も落ち着くセオリー。そうすると、前者については私のここまでの人生において一番輝いていた日本人アスリートになるわけですが、ちょっと古くて若い人に響くのかはわからないとは言え、やっぱり王さんと長嶋さんがどうしても別格で唯一無二。いくら考えてもこれしか思い浮かばない。では後者は誰か?

 イチローかなとも思いましたが、これだと野球ばかりになってしまうし、また野球というのは必ずしもグローバルにメジャーなスポーツではありません。結局、グローバルに誰もが納得する名声を持つアスリートって1人しか思い浮かばないんですね。大坂なおみ選手。でも、まさか今大会参加者が聖火の最終点火者ということもないのだろうから、じゃあ誰なんだと思いを巡らしましたが、まったく思い当たる人がいません。

 本番を観れば、おそらくは私のすっかり忘れていた、盲点を突くような凄い人が出てくるのだろうと、前座の異様に長いIOCバッハ会長の挨拶も耐え抜き、注目していました。結果はと言うと見事に的中。ちょっと得意な気持ちにもなりましたが、一方、日本のスポーツ人材不足が浮き彫りになったようで少々寂しくもありました。それと国歌斉唱は矢沢永吉を期待していたのですが、こちらは大外れ。日本もこちら方面の人材は豊富で何よりです。

 そう言えば開会式の中でジョン・レノンの『イマジン』が流れていて、少々違和感を覚えたのは私だけでしょうか?あの歌は、「国境もなくして、人類皆一つになろう」と地球人主義を唱えたものです。それを、今からまさしく国別に分かれて競い合いましょうというときに高らかに歌うというのは、どうも矛盾しているようで落ち着きません。

 結局人間というものは、自分を何らかの集団でくくらないとアイデンティティーが保てない存在なのだと思うのです。そして違ったくくりの人がいるからこそ、その違いの認識と許容を通じて相互理解を図っていくものなのでしょう。そういう意味では、地球人というくくりは火星人の存在でも明らかにならなければ意味を成しません。また、私は私らしくなどと高らかに唱えたところで、ただの独りよがりで理解を得られないということになりがち。とすると、国ごとにくくってスポーツで競い合うというのは極めて健全なことなのだと思います。不幸にして国を失ってしまった難民選手のチームも参加しているようですし、国によるスポーツの国益利用に起因して自国の名前を名乗れなくなってしまった選手もいるようで、大人の事情ですべてが理想通りともいかないようですが、武器を取って戦争するよりははるかに良いわけで、そういう意味では『イマジン』にも通じるのかもしれません。

 それにしても、開幕直前になって、大会関係者の遠い過去のよくわからない不祥事が急に次々と明るみに出て混乱を招いていましたが、あのようなことは、一体誰がどうやって明るみに出しているのでしょう。確かに感心しない過去なのでしょうが、もう随分前のことですし、どうもわざわざ重箱の隅からほじくり返してきた感が否めません。その意図するところは、大会を中止させて国民の健康を守ろうなどという善意よりは、とにかく大会をぶち壊しにして自らの存在を誇示しようというテロリスト的な悪意を感じます。そしてそれは少なからず効果を発揮してしまい、大会開催に対する不安や不満を煽るという成果を出している。由々しき事態だと思います。しかしそこはスポーツの単純で良いところ。要は勝てばいいのです。勝てば、すべての不安も不満も混乱も吹き飛びます。日本にメダル・ラッシュが続けば、国民は皆歓喜の渦に包まれるのです。そのためにも、Go Japan!

 

代表取締役 CEO 奥野 政樹

 

各種お問合せ、お見積もり、資料請求に関するご質問を承っております。まずはお気軽にご連絡ください。

ページトップ戻る